某マイクロソフト製品に対抗?HyperExtend用アシスタントプラグイン
たつ工房(CEO:TATSUNOSKE. 資本金2980円)は、1999年4月1日に大阪・日本橋の某所で開かれたHyperExtendカンファレンスの会場で、HE用アシスタントソフト「フェアリーアシスタント」を開発すると発表した。TATSUNOSKE.氏の発表と同時に背後のスクリーンに大きくアシスタントとして使われるキャラクター「ルカちゃん」が写り、会場のデベロッパーたちは大きな歓声と拍手を壇上のTATSUNOSKE.氏に送った。
TATSUNOSKE.氏は「このアシスタントは某社のビジネスソフトパッケージについてくる、常時CPUパワーとメモリを食ってヘルプを表示するしか能のないアシスタントとは全く違う。確かにシステムには負荷をかけてしまうことになるが、それを補ってあまりあるほどの支援機能を実装しているのだ」と述べて、間接的に某社Office98のシステムを参考にしたという風説を否定した。
さらに「もちろんこれはエイプリル・フールのジョークではない。実際に製品のコア部分は完成しており、現在ポナパルト=ファクトリーが動作検証を行っているところだ。」とも述べた。このシステムはHyperExtendの機能拡張形式で提供され、HyperCardが起動している間常駐する。「ルカちゃん」のウィンドウをクリックするとメニューが表示され、プラグイン形式で組み込まれている機能を実行することができる。ただし同社の主力ソフトMuleとは異なり、ゲーム的な性格は持たない。配布形式はHyperExtendやMuleと同じくメールウェアとなる予定。
なお、講演終了直前に記者団から
「さて、HyperExtendにはファクトリーの看板娘として有名なシレスト嬢の肖像画がシンボルマークとして使われていますが、彼女とルカちゃんがコンフリクトする可能性はないのでしょうか」
という興味深い質問が投げかけられたが、それに対してTATSUNOSKE.氏は
「難しい質問だ。ポナパルト氏からは特に何も伝えられてはいないが……両者ともにお互いに嫉妬する可能性はあるね。まあそれは本人に聞いてみないとわからないが。」
と、お茶を濁す形でしめくくった。[Yoshiaki Murao / IMS/J]