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PONAPALT-FactoryがHE5の開発を発表

自社製品の差別化をはかるための改良か?

 PONAPALT-Factory(CEO:C. Ponapalt 資本金1,286円)は1999年3月24日、自社主力製品であるHyperCard機能拡張ユーティリティー・HyperExtendのバージョン5を制作中であることを明らかにし、あわせてそのスクリーンショットも公開した。
▼HyperExtend 5のスクリーンショット (C)PONAPALT-Factory
 HE5の主な変更点は「しつこいインターフェース」。OS 8以来盛んに採用されている「切り替えタブ式インターフェース」を採用し、これまでポップアップメニューで行っていた設定画面の切り替えがクリック1回で可能となった。あわせてメッセージボックスで行った命令の履歴をUNIXのように矢印↑↓キーで行える機能も実装予定である。

 スタックの大きさが現行の「メモ変型版」から「標準9インチ」へと変更された理由については、特にHE開発担当からの発表はないが、おそらく、ともかくデカくしてほかのスタックとの差別化をはかろうとする技術屋の陰謀だと考えられる。あわせてHC2.2の表示バグへの対応という効果もあるらしい。

 同製品は99年4月下旬〜5月中旬ごろの出荷を予定しており、バージョン4のユーザーはおろかすべてのHEユーザーに対して相変わらず無償で提供される。専門家の意見によれば「いいかげんシェアウェアにしないとファクトリーはつぶれるぞ」とのことだが、ファクトリーは自社製品のメールウェア路線を貫く構えである。

 また、これと同時に、同社の副編集長シレスト=ノイデルファームは、「以前からCEOと協議してTATSU KoBo作のわたしのイラストを採用するという基本方針は決定していましたが、今回のHE5のインターフェースを見ても分かる通り、これ以降はファクトリーの製品であることを示すいわゆる『トレードマーク』として徹底的に採用される予定です。」と発表した。

[Mari kato / IMS/J]

 

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