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Kage Computer 続報

3rd. Partyのサポートはどうなるのか?

 先日「Local PC Expo/in Fukuoka」で、Kage Computerの設立が発表されたのは記憶に新しい。HyperExtendやMule等、影山氏(Kage Computer CEO)は否定はしているが、競合製品となりうるであろうソフトを供給している各社の反応はどうなのであろうか。発表から数日間の各社の動きを追ってみた。

 まず、この業界最王手のTATSU KoBo. (CEO:TATSUNOSKE./代表製品:Mule)の反応は極めて冷静であった。

 Local PC Expoの最終日に会場に姿を見せたTATSUNOSKE.氏は記者団の質問に答え、「Kage-OSの成功を握る鍵は、3rd. PARTYのどこかが、これまで考えられなかった分野でキラーアプリケーションをリリースすることだ。現に我々はMac OSではほとんど考えられていなかった分野に参入し、iMacと共に大成功をおさめたのだ。」と、ジャケットの胸元につけたMule 3ピンバッジ(非売品)を誇らし気に見せる余裕ぶりであった。

 対して、3rd. PARTY製品を多数リリースし、自社独自製品としてHyperExtendも開発しているPONAPALT-Factory(CEO:C. Ponapalt)は慌ただしい動きをみせた。

 Local PC Expoには全く姿を見せなかったが、信頼できる情報源によるとKage Computerの唯一のアルバイト嬢と3時間にわたって電話連絡をとったそうだ。もちろん単にアルバイト嬢を口説こうと必死になっていた可能性も否定できないが、Kage-OSへの3rd. PARTY製品供給のための基礎情報の取得、ひいてはKage Computerの買収について話をもちかけていた可能性も高い。

 Kage-OSには"Indistinct"と呼ばれるものを筆頭として、数々の最珍テクノロジーが搭載されるらしく、上に挙げた2社だけでなく、現在HyperExtendのプラグインベンダーとして活躍中の各社の動向も見のがせないだろう。

 なお、PONAPALT-Factoryの件でもう1つ、奇妙な噂が流れている。Kage-OSレベルでHyperExtendをサポートさせようと、裏でShillest Noydellfarm嬢(PF Internet Section)が影山氏と極秘で会合を持ち、色仕掛けでどうにか影山氏と口約束を取り付けたというものであるが、Factory側は「そのような事実は一切ない。Factoryのイメージダウンにもつながるそのような粗悪な報道は慎んでもらいたい」と、その一切を否定している。

[Mari Kato / I.M.S. Systems]

 

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