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スタック登録・検索システム業務提携

M3 PageとPONAPALT-Factoryが提携、世界初のHyperTalker専門ポータルサイト?

 11月2日、M3 PageとPONAPALT-Factoryはスタック登録・検索システムを共同で運営開始する事を発表した。

 スタック登録・検索システムとは、HyperCardで作成されたファイルである「スタック」を登録しておき、スタックの名前、制作者の名前、バージョン、コメントで検索ができるといういままでに無かったCGIサービスだ。ただ現在の所、このシステムは登録件数が少ないため、業務提携に踏み切ったものと見られている。

 M3 Pageは、「とてもいい事だと思っている。これからもPFとの提携は友好的に行われるだろう。また、まだまだスタックの登録数が少ないのでどんどん登録してほしい。」とコメントしている。

 また、PONAPALT-FactoryのCEO、Chameleon Ponapalt氏は「近いうちにM3のスタック検索システムと、Macky's Room設置のリンクナビゲータの2つを利用した、これまでにないHyperCardユーザーへのサービスを開始する予定だ。今のところこのサービスへの参加予定サイトは5個所のみを予定しているが、すぐに大規模なサービスとなるであろうことは、Save HyperCard運動で結束したHyperCardユーザーの熱意を見れば明らかだろう」と話している。

 アップルジャパンの日本語版2.4.1の出荷もされず、バージョン3.0の開発すらも凍結への道をたどっていると噂されているHyperCardだが、こういった企画によって息を吹き返す事をHyperCardユーザーは望んでいる。

 今の所このスタック登録・検索システムは全文検索のため速度に遅さが感じられる事があり、M3 Pageでは「CGIスクリプトの根本的な改良は今の所考えていない。しかし、付加的な機能の追加は考えている。」とコメントしているが、今後のスタック登録・検索システムの発展のためにはぜひ改良を行ってほしいところだ。

 PONAPALT-Factory側でも現在検索システムの開発を実行しており、完成の際にはデータベースの共有によってこの業務提携は続行されるものと考えられる。

[Taiga Nakayama / M3 Page]

 

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