Press23 [UNIX][Perl/CGI]

NecoBBSのPF版リリース表明

Windowsの次はUNIX系か?異様な程に手広いPF

 先日、意外なことにWIn系プロジェクトにもかかわることを正式に表明したPONAPALT-Factory(CEO:C. Ponapalt 資本金1286円)が、今度はUNIX系OSのコミュニティで余りにも有名なスクリプト言語Perlを利用した掲示板CGIをリリースすることを表明した。

 京都府内某所で行われたファクトリー主催の第2回クリエイター会議の席上で、ポナパルト氏は突然NecoBBSの開発者であるネコマタ氏を壇上に連れ出し、
「早くから彼の作った優秀なPerl-CGIの恩恵を受けていたファクトリーだが、今回これをCで再実装する計画にあわせて、Perl版はファクトリー側でメンテナンスを続けることとなった。」
と、かねてから噂のあったNecoBBS/PFシリーズをリリースすることを正式に表明した。

 NecoBBSとは、ネコマタ氏作の高機能掲示板CGIのシリーズ名であり、これには個人用スタンドアロン版のNecoBBS StandAloneと、小規模レンタル掲示板事業や複数掲示板管理用のNecoBBS Multiが含まれる。今回ファクトリーがメンテナンスを引き受けたのはこの双方のPerl版である。どちらもHTML型と呼ばれる、一部のログを直接HTMLとして書き出す形式のシステムであり、見るだけなら大幅なレスポンス向上が見込まれるものである。

 ファクトリーはこれまでもNecoBBSサポート業務は行っており、今回のリリースはこのノウハウを結集したものになりそうだ。
 ただし、ファクトリーにはPerlについてかなりの経験のあるスタッフがおらず、バグだらけのシロモノになる可能性は否めないが、ポアパルト氏にこれについて問いかけると、
「なに、鳴かぬなら鳴くまで待とうほととぎす。」
と、謎な言葉を吐いて、異様なほどの自信をにおわせた。

 また、このリリースは昨今のLinux人気にあやかろうとしたものか、と問うと「うーん。関係あるのかなぁ。ないといえばウソだしあるといってもウソだしね、ヒ・ミ・ツ」と、なんだか気色悪い返事を返していたが、多少なりともこれに便乗しようとする動きもファクトリー内にはあるようだ。

 今回も例によってフリーウェアとなる予定で、相変わらずファクトリーの財政事情は改善しそうにないが、会議後のインタビューでのシレスト嬢の「いえいえ、トレーニング&サポート業務の収入で間に合ってますから。」という言葉からすると、当分の間はポナパルト氏が倒れない限りとりあえず倒産はありえないようだ。

[Y.Kayashima/AsNet-PF]

 

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