Press22 [WIN][ADV]

PF、As'257G氏の新ブランドへの参加表明

Macオンリーかと思われていたPFの意外な発表

 PONAPALT-Factory(CEO:C. Ponapalt)は8月19日、大阪府某所で行われた第2回XT開発者セミナーの会場で、かなり衝撃的な発表を行った。

 「XTとは全く関係ないんだが……」で始まったこの発表の内容は、先日オープン企画ですすめると発表があったばかりのブランド名"ASP"第1弾、「ノベルADV(仮)」のシナリオ担当として参加し、また制作を全面的にサポートする、というものであった。

 「ut1とTATSU KoBoは提携関係にあり、それにお相伴させてもらったという形の今回の参加だが、元々我々は出版部門よりスタートしたこともあって、このような企画のシナリオを書くのは多少は慣れている。」とPonapalt氏は語り、ファクトリーがこの件に参加することへの意欲は満々であることを示した。

 記者団の「Win系のこういったゲームを手掛けるのは始めてだということですが、これについてはどうお考えですか」というきつい質問にも動揺することなく、「いや、別に我々はWindows系が嫌いなのではなく、たまたま機会がなかったので手を出していなかっただけのこと。それに、経験の無い人が担当することで新しい切り口も見いだせるのでは?……ともかく、予定通りいけばけっこう深いシナリオを作る予定だから、楽しみにしてくれ。」と語った。

 ファクトリーが担当するキャラクターの名前はすでに決定済みで『萱島由利(かやしま・ゆり)』という。とある病気で半身不随、精神的に傷つき疲れたという設定で、「あまり明るい雰囲気のシナリオではないが、没入度大」なシナリオであるらしい。

 変わって、本題のXTのほうについては「すでにカーネルは完成の域に達している。どこかの企業のように変なアップグレードを有償で出したりするようなヤクザなことはしたくない」と述べたが、実際のところ、プロジェクトが盛り上がりに欠けるうえ、ハンドラが複雑に呼び出されていることによるメンテナンス性の悪さも相まって、ただ単に開発の方が滞っているだけのことらしい。

 また、先頃開発中止になった"ルカちゃんプロジェクト"について、「XTに移植する気はあるのか」という質問に「コード自体はすでに移植を完了している。それ以上についてはノーコメント」とお茶を濁した。なお、シレスト嬢のルカちゃんぶちこわし疑惑については相変わらずノーコメントを通している。

[Y.Kayashima/AsNet-PF]

 

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