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注目のSCAI Software、異例の長時間会見

新作リリース、さらにこれからの開発計画も暴露

8/16日、SCAI Softwareの主任であるMr.P氏が某所で異例の長時間にわたる会見を行った。

SCAI Softwareは先日merryxmasVaccineの最新版をリリースしたばかり。何かこれ以上発表する事があるのか、注目が集まった。

しかし、発表の主たる内容は意外だった。
「はんぷくよことび 2.0」と、「START UP KEY! 2.0」のアナウンスだったからだ。

会場の聴衆は、夏休みの宿題への影響を懸念していただけに騒然となったが、
「今まで少しづつやってきたものが完成しただけだ」
とMr.P氏はあくまでも冷静に語った。

「はんぷくよことび」は、リリース当初からゲームの分かりづらさで非難され、最近には、こんな単純なゲームにあるはずもないバグが発見されていた。そこで、インターフェースを若干改良し、バグフィックス、新機能搭載を終えて2.0として新たにリリースする事にしたのである。

「サウンドをOn、Offできるという新機能はオフィスの暇つぶしに革命を起こすはず」と、同氏は冗談混じりにこのソフトを語った。

「START UP KEY!」は、逆にリリース当初から雑誌への掲載があるなど「はんぷくよことび」とは対照的に好評だったソフトである。

このソフトについては、1.3の開発が正式決定していたためリリースの発表となったものが2.0であることは、聴衆を驚かせたが、
「1.3はすでに完成しており、それに改良を加えたため2.0となった」
と経緯を説明した。
2.0には、1.3で実装されるはずだった機能が改良された形で組み込まれている。

将来的に作られるであろう作品についても、今回いくつか触れられた。

まず、XTモジュールであるが、merryxmasVaccine4.2-Jv9がベースになる予定らしい。
「HyperCardのより良い開発環境の為Ponapalt Factryとは良好な関係であり続けたい」
と同氏は述べている。

今回の発表からmerryxmasVaccine4.2-Jは、v9で開発が終了することも推測できる。

ただし、v8、v9がいつ頃にリリースになるかは今回は触れなかった。

続いて、巨大プロジェクトとなりそうなRPGについても発表があった。
題名は「魔石の惑星 -奪われゆく王家の秘宝の巻-」
小説版は、近いうちにも一部TEAM SCAIのサイトで公開する予定があるという。

これまで一貫してフリーウエアという戦略をとってきたSCAIだが、容量によっては、CD-ROMでの有料配付もあり得ると述べた。ただし、同氏は価格は300-500円程に落ち着くであろうという見解を示している。

さらに、いかなる価格のシェアウエアと権利を交換する事も可能だとしている。その場合、容量を削ったオンライン版を用意する予定がある事も発表されている。

「ご〜すと・らいたぁ」については、
「...どうしましょう?ま、来年度中には完成しますよ、はっはっは。」
という台詞から、何も考えていない事がうかがわれた。

[Mr.P/ハイパー共同]

 

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