Mule 3 Beta 7
可愛くて気のきいた画期的デスクトップ・アシスタント
■インターフェースはよりシンプルにMule 3のメインウィンドウは下図のように極めてシンプルだ。中心に表示されるMuleをクリックするとメニューが表示され、これによりごきげんをうかがったりMuleとの「遊び」を実行することになる。また、これとほぼ同じ機能がメニューバーのMuleメニューにも備わっている。
▼メインウィンドウ
ウィンドウ内に表示されるMuleのアニメーション表示用ルーチンにも大幅な改良が加えられており、Muleの目がマウスポインタを追いかける(ホントかわいいぞ)。往年のMacのお遊びユーティリティー群を彷佛とさせる好感の持てる改良だ。
また、このウィンドウの下には「文章アシスタント」用のウィンドウ(種を明かせば実はこれはメッセージボックスだが)が表示されており、ここにミュ〜ルなまりの日本語(笑)で「まつかぜ、バックアップしてね」等打ち込むとちゃんとその通り動いてくれるというなかなか気のきいた機能を提供している。
■様々な機能の拡張
新設された「エクストラ」メニューは、コマンドファイルだけでは機能として不足してしまうのを補うためにある。これには「エクストラ」フォルダ内に有るユーティリティー(Muleコマンドマネージャなど)が自動登録され、手軽に実行できるようになっている。
また、コマンドファイル数にいたってはMule2.xを遥かに上回っており、極めて多彩な(多才な?)機能(才能?)を提供している。実用的なバックアップ等のためのコマンドから、アイコンの位置を勝手に入れ替えたり(!)と少々いたずらが過ぎぎみのものまで、Macで操作できるものは一通りそろっていると言えるだろう。
もちろん”コミュニケーション”機能?も充実している。先程説明した文章アシスタントのほか、ミュ〜ルが勝手にお手紙を書いて、それがデスクトップに乗っかっていたり、なんと駄洒落まで言ってくれるのである。
■新しい機能拡張システム
前バージョンのMule 2では、機能拡張の手段としてプラグインを採用していたが、この管理、そして登録が極めてわずらわしく、細心の注意を必要とした。Ver. 3ではこのシステムを一新し、新たに作られた「コマンドインストーラ」と「Muleコマンドマネージャ」により機能の拡張が可能となっている。
▼Muleコマンドマネージャ
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▼コマンドインストーラ
プラグインの細かな仕様はまだ文書化されていないが、システムが洗練されたため、サードパーティーの開発負担も軽減されている。
■難易度は低下、しかし……
Ver.2で見られたように、たくさんあるパラメータの兼ね合いを考慮して、ひたすら眠らせたり遊んだり食べさせたりしなければならない状況は、パラメータの統合・単純化によって解消されたが、その代償としてパラメータ変動が非常に遅くなっている。見方を変えれば、ユーザーはより長い時間をかけてMuleを育てなくてはならなくなり、「育てがいのあるアシスタント」として、愛着のもてる仕上がりだといえよう。
全体の雰囲気としては、Mule自体の愛らしさも相まって、たまごっちと美少女がらみがほぼすべてを占めていた育成もの分野に新風を吹き込む、笑撃的ソフトといえる。旧バージョンのユーザーは今すぐアップデートするべきだ。
[Shillest Noydellfarm / PF Publishing Section]