Perlリファレンス

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演算子:
定義済み変数:

※Perl5.004のman pageを参考にしています。

getc( [ファイルハンドル] ) [デフォルトSTDIN]
ファイルハンドルの現在の読み込み位置から次の1文字を読み込みます。
多バイト文字への対応はされていないので、正確には「次の1バイト」と言った方がよいでしょう。
 
■getlogin→CGIでは使い物にならない
 
■そのほかのgetやset......→CGIではあまり使われない
 
glob( [ファイル名パターン] ) [デフォルト$_] [コンテキスト注意]
★リストコンテキスト
現在のディレクトリにあるファイルの名前のうち、第1引数「ファイル名パターン」で指定されるファイル名のリストを返します。具体的には、
@files = glob('*');
とするとすべてのファイル名が、
@files = glob('*.c');
とすると拡張子が.cのファイル名がすべて返されます。
★スカラーコンテキスト
上とおなじファイル名のリストを1つずつ返し、残りがなくなるとundefを返します。
while ( defined($fileName = glob('*.c')) ) { .... }
というふうに使うと、1つずつ該当するファイルを処理できます。
 
◇ワンポイントアドバイス
globの代わりに<*.c>などと書いても挙動は同じです。ただし見やすさから考えると、<>だとファイルハンドルから1行読み込む演算子と紛らわしいので、glob()を使う方がいいかもしれません。

 
gmtime( [time] ) [デフォルトtime()=現在時刻] [コンテキスト注意]
localtime()のGMT(世界標準時)版です。詳しくはlocaltime()を参照してください。
 
goto ラベル
goto &サブルーチン名
指定したラベルのついた所までジャンプします。
goto GOTO_LABEL;
print "これは出てこない";
GOTO_LABEL :
print "ここまで飛ぶ!";
また、サブルーチン名を渡した場合(goto &sub_routine;)別のサブルーチンに制御を移します。具体的には
print &sub1;
 
sub sub1 {
 goto &sub2;
 print "A";
 return "B";
}
 
sub sub2 {
 print "C";
 return "D";
}
のようなものを実行した場合、"CD"が表示されます。つまり、上の例でいうとgoto &sub2;をsub1内で実行した時点で、あたかもsub2がsub1に化けたようなふるまいをし、sub1の残りの部分は実行されません。
 
◇ワンポイントアドバイス
goto文はできるだけ使わないようにしましょう……でないといったいどこに制御が移るのか分からなくなりがちです。

  
grep(式,リスト)
grep{ 式;式;... } リスト [コンテキスト注意]
★リストコンテキスト
リスト内から「式」に合致する(=式が真を返す)要素を抜き出してきて、それを返します。例えば、
@shillests = grep(/SHILLEST/,@textlines);
とすると、@textlines内でSHILLESTという文字列が含まれるものを抜き出してきて@shillestsに格納します。
grepには「ブロック形式」(={ }でかこまれた部分)も使用可能です。元のリスト内の文字列は1つ1つ$_に代入されてきますので、これを複数の関数を使って解析することも可能です。
★スカラーコンテキスト
「式」に合致する要素数を返します。
 
※$_を変更すると、元のリスト内の文字も変更されてしまいます。注意してください。
 
hex( [16進数] ) [デフォルト$_]
与えられた文字列を強制的に16進数だと解釈して、それに対応する10進数の値を返します。例えばhex('AF')は175を返します。
 
■import→Exporterモジュール
 
index( 検索対象 , 検索文字列 , [検索開始位置] )
検索対象の文字列内を最初から検索していき、「検索文字列」がはじめて現れるのは何文字目かを返します。検索を開始したい位置を指定すると、1文字目からではなく設定した位置から検索をはじめます。
なお、返される値は、1文字目に見つかった場合は0、2文字目は1...というふうに1少ない値が設定されます。また、見つからなかった場合は-1が返されますので注意してください(-1はif文などの条件式で使うと「真」と解釈されます!)
 
int( [小数] ) [デフォルト$_]
整数部分(例:1.001も1.999も1)を返します。
 
■ioctl→使えない場合も多い・CGIではあまり使われない
 

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