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寅佳氏の辞任と新代表「紅葉」氏の真意とは
Running Milk（資本金2799円）の代表、寅佳氏は2001年1月31日、自社の経営不振の責任を取り、今日限りで代表の座を退き、後任には現システム管理部長の紅葉氏を指名したことを明らかにした。「昨今の整理統合の波の中で溺れてしまった。これまで当社をサポートしていただいてきた方々に深くお詫び申し上げるとともに、新代表紅葉氏体制によりあたらしく生まれ変わるRunning Milkに期待していただきたい」と、午後から行われた記者会見の中で終始落ち着かない様子で話した。
一方、新代表に大抜てきされた紅葉氏は「やっぱり寅佳なんてヒトがやってるから経営不振になんかなっちゃうのよ、あたしに任せなさいって！」と異様なほどの自信をただよわせていた。
Running Milkは小規模ユーティリティ開発、sedなどのテキスト処理ソフトの解説とTATSU KoBo.のミュールの正規サポートパートナーを主な業務とする会社。特に最近ではミュール3の代理リリース元として名乗りをあげて「ミュールは私が守る」と自信を伺わせていただけに、新紅葉体制でもミュール3の開発は続けられるようだが、ミュールユーザーは今回の辞任に際して不安を募らせている。
紅葉氏は女性の代表としてはこの業界ではShillestNetのシレスト氏につぐ二番目。動きは激しいが最近落ち込みぎみなこの業界に新風を吹き込んでくれることを期待したい。
[加藤 真里／S.N.M.L.]